伝統的なファイナンサーである銀行や生保が貸し渋りを続けることは、彼らにとっては大きなビジネスチャンスだったのです。特に商業不動産の証券化市場は、彼らの独壇場といっていいでしょう。商業不動産モーゲージ(CMBS)や不動産投資信託(REIT)、それにマスター−リミテッド−パートナーシップ(MLP)の市場をつくり上げたのも、彼らが独自に市場で価値判断を見分ける手法を編み出し、それを広める努力をしたからだといわれています。
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最近ではデビッド−ボウイやロッド−スチュアートらのロックミュージシャンの著作権使用料(ロイヤルティー)を証券化して投資家に売ったり、イギリスのパブ最大手の売上債権を証券化したりと、証券化の対象も広がっています。彼らにとっては、資本市場にアクセスできるものはすべてビジネスにつながるのです。日本の金融プレーヤーもいずれ劇的に変わるでしょう。不動産投資ビジネスに関しても、いつまでも銀行の間接金融に頼っているメリットはもうありません。これからは、規制の多い銀行が斜陽産業になって、規制の少ないノンバンクや投資銀行的な生き方が主流になるはずです。こと不動産投資に関しては、この流れはもう変えられないのです。
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